ステップステップ

Just another WordPress site

奈須きのこさん原作のアニメ

人生で初めてDVDボックスを買いました。
奈須きのこさん原作のアニメですと、Fateシリーズの方が知名度は高いですし、どっちも見ごたえある作品ですよね。
どっちも好きな作品ですけど、空の境界はテーマがズバリ「殺人」であり、あと軽めの恋愛描写が入っているので、私はこっちが好みです。

「殺人」にこれだけ言及した作品って見ないですよね。
よくこのタブーなテーマを突っ込んで描写してくれたなと、まずこの時点で称賛モノです。
生と死という極限のテーマは、日常では体験しないので興味深いんですが、これが「殺人」とまでいってしまうと、どうしても観る側の共感が得にくくなってしまうのが難点です。
解り易い例が快楽殺人をテーマにした作品ですね。
あれはもう殺人者が殺人行為に全く抵抗がないので、内容がサイコパスすぎて、観客の共感が置き去りにされちゃいます。
対してこの作品は、主人公が超人離れした身体能力をもち容易に殺人できるスペックがあり、「殺してやる」とかツンデレにナイフを振り回して暴れ回るんですけど、何だかんだで常識人だから、殺人に抵抗があって常に葛藤してる様に好感が持てるんですよね。
主人公は二重人格でしたが、片割れの人格の死を経験しており、そこからくる精神的な脆さが身体的な強さと噛み合ってない辺りも、主人公の魅力に思えます。
まあ、なんでもかんでも共感主義で語るのも好きではないのですがね。
「殺人」思考をもつ人間の心理に共感させるって、すごい作品だなって思いません?

あとは、主人公と相手の男性の恋愛模様でしょうか。
解り易く恋愛と表現しましたが、私、恋に恋する描写ってあんまり得意じゃないんですよ。
洋画の最後のシーンで余韻に浸ってる時、とってつけたように抱き合ってチューしてるの見ると、「うわこういうのマジいらねえ」ってなる性質でして。
色々あったがゆえに結ばれる描写なら納得できますが、その色々が色恋沙汰だと浅いなあ、と思ってしまうんですが。
この作品は、主人公と彼が、もう恋愛感情を越えた絆で結ばれているんですよね。
天真爛漫な主人公が散々に暴れ回って傷ついて帰るところは、彼の所だけ、他にはいらない。
ツンデレな主人公が彼にだけ懐いている、そんな描写が微笑ましいです。

次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

© 2018 ステップステップ

テーマの著者 Anders Norén